よくお客様からミザ-ルさん 昔の望遠鏡「復刻」したらと言われる機種で「エース型」が多い。 特に変わった製品でもないが、ある日会社の隅にその架台「フオ-ク式」があった。 見た目ど-てことないのだが、旧式な鋳物作りで重量感がある。 三脚をつけて組立て、目標物に向ける。もちろん上下・左右の微動もなくフリ-タイプなのだが向けたところで「ピタ-と!」止まる。(チョット大げさ!) ここが今の安価な望遠鏡との違い、それは 旧式な鋳物作り重量があるために非常に「安定」していることがいいのであろう。詳しくは「65周年記念誌」をご覧ください。
フィル―ド・スコ-プでヒマラヤをのぞく!
「Kangchenjunga」舌をかみそうな山名、エベレスト・K2の次の高さで主峰は8,586mである。この日本隊(パーティ-)より「フィル―ド・スコ-プ」借用要請があり一台寄付する。 なぜ「フィル―ド・スコ-プ」?と思われるかもしれないが、ヒマラヤは圧倒的な大きさ、険しさがあるので登ろうとするル-トを十分に観察し、雪崩・落石・氷河崩壊・そのル-トの難易を把握する必要がある。またはキャンプサイト、ルート上のロ-プスケ-ルを予測するため重宝されている。そうそう寄付された物品は登山終了後は「換金」して夜の酒宴に変わる。―――彼らが無事に登山を終えることが最も重要なことだからそれでいい!
カンチェンジュンガ山(ネパ-ル・インド国境)
バ-ロ-レンズ!
昔は「バーロ-レンズ」というと、高い倍率になるんだけども、結像も倍々悪くなるのが当たり前であった。 当時は ガイド撮影時での高倍率でガイドチェックが主目的であったことからも、うなづける。しかし近年のバ-ロ-レンズは結像も非常に良くなっている。 先日高価なバ-ロ―レンズを分解する機会があり中を見させていただいた。もちろんレンズ構成も複雑で、各レンズの「カーブ」も非常に強つく、多分特殊な硝材であろうと推察される。
昔なつかしい 5cm 望遠鏡
もちろんこの望遠鏡はすべて金属製(アルミ、真鍮、鉄etc)であるが、ドロチューブの肉厚感、重量感ある卓上三脚、剛性架台と使ってると、当たり前のことだけど、口径5cmなんだけどそれなりに良く見える。架台の安定感は重量だけでなく、実は水平回転軸が「テーパ-」処理され、垂直耳軸もこのクラスとしてはネジ太、回転面が大く、スッキリ固定し止まる。 今でいう「贅沢」設計なのである。
昔なつかしい 5cm 望遠鏡
時間を見つけては少しつつ再生を試みるも見た目重要なのは鏡筒(+フード)の白色である。 もちろん現状の塗装を剥離して、再焼付塗装するのがいいのかもしれないが、それだと何か「新品?」になってしまうので水ペ-パ-で表面を旋盤で若干なめ上げ、続いて温湯に漂泊液(市販)を混ぜて「漂泊化?」させるが、筒肌が予想以上に荒れたので最終的に「ピカ-ル」でピカピカにした。
解決!解決!
ここ2週間ある製品で「上手く固定できない」という、この製品昔は「日本製」であったがいつの間にか「中国製」に!。 もちろんそれが要因ではないがコピ-のされ方が、単純に形状を真似ただけで、その原理~結果を十分理解されないまま、製品化されてしまった結果である。 やはりコピ-品は外観コピ-であると理解しよう。 (ミザ-ル解決マン!)
昔なつかしい 5cm 望遠鏡
前回シルエットでお披露目しましたが、実は本画像のように、ゆうに「50~60年前」の望遠鏡で必ずしも取扱いは良好とは言えず、鏡筒は「黄ばみ」一部テープで巻かれ、クロムメッキ、黒ちりめん塗装も大変な状態でした。さてどう再生してみましょうか!